ワーケーションで旅先の「日常」を体験する
こんにちは。Bot Expressでエンジニアとして働いている湯田といいます。今回、会社の福利厚生のワーケーション補助制度を利用して、広島に滞在したので、そのときのことを記事にまとめます。
前回の五島列島に滞在したときの記事は以下から読めますので、ぜひ併せてお読みいただけると嬉しいです。
ワーケーション補助とは
当社のホームページに記載があるように、Bot Expressの社員は、働く場所・時間・休暇を自分で決めることができます。これは建前ではなく、本当に実践されていることです。実際に私も自宅、近くのカフェ、図書館など普段からいろいろなところでリモートワークを行なっています。裁量労働制なので、定時もありません。いつ仕事を始めていつ終えるかは毎日自由に決めています。
このように普段から自由な働き方をしていますが、ワーケーションはその最たるものと言えるかもしれません。2022年8月現在、当社の従業員は月に上限5万円まで、ワーケーションの費用を補助してもらえます。この補助により、普段働いている場所を飛び出して、自然豊かな森の奥で仕事をしたり、浜辺で海風を感じながら仕事をしたり、さらに自由な働き方を実現することができます。
広島で街を楽しむ
広島は皆さんご存知の通り、人口100万人を超える政令指定都市です。街中には路面電車とバスが縦横無尽に走っているため、短距離の移動も大変便利です。百貨店も立ち並んでいるので買い物や食事に困ることはもちろんありません。
今回滞在したのは広島の中心部、八丁堀にあるホテルインターゲート広島です。このホテルの特徴はなんといってもラウンジです。朝6時から夜10時までラウンジが開放されていて、時間帯に合わせてドリンクや軽食などが常に提供されています。仕事の合間に小腹が減ったときに軽食をつまんだり、集中したいときにコーヒーを飲んだりすることができるので、まさにワーケーションに適したホテルと言えます。またホテルが中心部にあるので、休憩時間や退勤後に広島城などの市内の観光スポットにすぐ行けるのも大きな魅力でした。
広島で自然を楽しむ
快適な仕事場で普段のように集中して仕事に取り組む。これも確かに大切なことですが、やはりワーケーションの醍醐味は、ホテルや宿を飛び出して、その土地でしかできないことを体験することだと思います。広島の良いところは、山や海などの自然へのアクセスも抜群なことです。少し北に車を走らせれば雄大な中国山地が広がりますし、広島市街からすぐにある宇品港から船に乗れば、有名な宮島をはじめとした瀬戸内の島々を訪れることができます。
今回、私は宇品港から高速船で15分で行ける江田島を訪れることにしました。江田島は離島らしい素朴な自然も広がる一方で、広島市に通勤・通学に便利なため、お店もいくつか立ち並んでいます。前回、五島列島でのワーケーションしたときも浜辺からの作業が最高だったので、今回も浜辺に行くことにしました。瀬戸内に浮かぶ島々を見ながらの作業はやはり格別でした。浜辺からの帰りには、えたじま温泉にも入り、1日の仕事の疲れも癒すことができて最高の滞在になりました。
このように広島は、街中の便利さと雄大な自然の魅力を併せ持っていてワーケーションにとても適しています。ぜひ皆さんも広島にワーケーションで訪れてみてほしいです。
ワーケーションで旅先の「日常」を体験する
最後に私の思うワーケーションの魅力を紹介させてください。皆さんは旅行に行くとき、何を求めますか?美味しい食事でしょうか、海や山などの雄大な自然でしょうか、あるいは観光スポットやイベントなどを目的にする人もいると思います。私も旅好きの一人ですが、実はあまり観光目的の旅行が好きではありません。小学生の頃から地理が好きな私にとっての旅は、その土地を知ることが目的です。その土地の風景であったり、特産物や文化、そこに住む人々の暮らしを知りたいのです。旅行に非日常性を求める人が多いとは思いますが、私にとってはむしろ逆で、その土地の「日常」を擬似的に体験することを求めています。
この記事の中ではあまり触れていませんが、現実にはワーケーションであっても普段と同じように毎日8時間程度お仕事をしているわけです。それはワーケーションという非日常の中にある紛れもない「日常」です。ただ完全に日常なわけではなく、自分の見知らぬ土地で働いているという不思議なワクワク感があるのです。
広島での滞在中のある日のことです。その日の仕事を終えた私は近くにあったうどん屋さんに入りました。うどん屋でしたが、なぜだか看板メニューは博多ラーメンのようなので、それを注文しました。一杯480円。決して贅沢な夕食ではありませんが、すごく懐かしい味がして、お腹も心も満たされた気がしました。
特別じゃなくていい。仕事を終えたあとの一杯のラーメン。日常の中にある等身大の幸せを旅先で感じたとき、なんだかその土地に住んでいるような気持ちが少しするのです。これぞまさにワーケーションでしか味わえない旅の魅力ではないかなと思います。
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