新機能「既読確認」をリリースしました。
LINE公式アカウントから一斉配信・セグメント配信をおこなう場合に「どのくらいの人が読んでくれたのか?」は多くの管理者の関心事でした。そこでGovTech Expressから配信したメッセージについて既読確認ができる機能を追加しました。
確認できる数値
「既読確認」をONにしてメッセージを配信すると下記の数字をリアルタイムで把握できます。
受信者数
既読数 (New!)
既読率 (New!)
仕組み
既読確認の本来の目的は文字通り「何人の人が実際にメッセージを読んでくれたか?」を確認することです。LINE公式アカウントの現在の仕様上、友だちとのトークのようにユーザーがトーク画面でメッセージを表示したかどうかは知る術がありません。別の仕組みで工夫して実現する必要があります。
そこでGovTech Expressでは以下の仕組みで既読を確認できるようにしました。
メッセージは冒頭の60文字からなる「プレビュー」だけ表示。
全文を読むための「すべて見る」リンクをメッセージに付加。
ユーザーが「すべて見る」をタップするとトーク上にWeb画面が立ち上がり、そのWeb画面でメッセージ全文を表示。
Web画面を表示したらそのユーザーは「既読」として記録。
下図が既読確認をONにしたときのメッセージです。タイトル(任意)、プレビュー、すべて見る、の3つで構成されています。
タイトルは必ずしもセットする必要はありませんが、既読確認をONにして送信できるメッセージはテキストのみ、かつ最初に表示されるのはプレビューのみとなるため、メッセージの要旨をユーザーが把握できるように付加できるようになっています。
「すべて見る」リンクをタップすると下図のようにWeb画面が立ち上がり、全文が表示されます。
この全文を表示すると「既読」が記録されます。この仕組みによって、ユーザーがメッセージを表示すると漏れなく既読とすることができ、ユーザーに対して「既読にする」といった不自然で不確実なボタンを押してもらう必要がなくなります。
配信方法
配信手順は極めて簡単。配信画面で「既読確認をおこなう」にチェックを入れるだけです。
必須な情報は従来通り「メッセージ」のみです。この場合、メッセージの冒頭60文字がプレビューとしてユーザーに表示されます。
一方、プレビューをメッセージとは別の文言で表示させたい場合は任意の文言を設定できるようになっています。また、メッセージにタイトル(ヘッダー部分に表示)を追加したい場合はそれも設定可能です。
既読数と既読率の確認方法
既読数および既読率はメッセージ配信画面から1クリックで確認できます。
また、この画面で送信したメッセージのタイトル、プレビュー、本文もあわせて確認することができます。
メール to LINEとの組み合わせも可能
既読確認は先日リリースした「メール to LINE」とも組み合わせて利用できます。災害時などに外部のメール配信システムから送信依頼を受け付けたメッセージについても既読数・既読率を把握することができます。
動作環境
GovTech Express バージョン 3.194以上が必要です。最新バージョンは随時すべての環境に適用されていきますが、現時点でのバージョンの確認、アップデートのご相談は担当のサクセスマネージャーまでお声がけください。
費用
「既読確認」機能はGovTech Expressを利用いただいているすべての自治体で追加費用なく無償でご利用いただけます。