見出し画像

港区とBot Express、生成AIを用いた「まちの子育てAIパートナー」開発のための連携協力協定を締結

港区(区長:武井雅昭)とBot Expressは、本日、生成AIを用いた「まちの子育てAIパートナー」開発のための連携協力協定を締結したことをお知らせいたします。区内における孤立、孤独及び不便を感じる子育て世帯に対し、テクノロジーを活用した行政サービスを提供し、これまでにない温かみを感じる次世代の行政サービスを実現することを目指します。


取り組み概要

プレッシャー、孤独、不安、時間的な制約を抱える子育て世帯に対して、行政が講じることができる施策やアイデアを、テクノロジー企業がオンラインサービスとして異次元の速さで実装します。

具体的には、港区LINE公式アカウントに、子育てを一緒に並走してくれる対話型のAI機能を実装し、子育て関連の行政手続きを網羅的にオンラインで受け付けられるよう窓口機能を集中的に実装していきます。月齢やタイミングに応じたスケジュール管理やアラート機能、病院や施設予約などあらゆる手続きが、説明書を必要とせず誰もがすぐに利用できるサービスを目指します。

本取り組みを通して、港区LINE公式アカウントは、子育て世帯全員のパートナーとなり、行政手続のナビゲーターとしてはもちろん、精神面での寄り添いを実現します。相談窓口とも連携し、保育士などの専門家への相談も容易に行えるように機能を構築していく予定です。

協定内容

【協定名】港区とBot Expressによる生成AIチャットボットを活用した「まちの子育てAIパートナー」開発のための連携協力協定
【締結日】2023年8月30日(水)
【連携協力事項】
(1)港区LINE公式アカウント(以下、「事業実施媒体」という。)上における子育て並走機能の実現
(2)事業実施媒体における、子育て世帯の精神面でのサポート機能及び保育士などの専門家の相談への連携機能の構築
(3)事業実施媒体における、生成AI等の技術を活用した行政Q&Aチャットボットの概念を超える、真に実用的な問合せ対応機能の実現
(4)対話型AI機能を活用した子育て関連の行政手続を網羅的に行うことのできるオンライン窓口機能の実装
(5)月齢やタイミングに応じたスケジュール管理やアラート機能、病院や施設予約などあらゆる手続が説明書を必要とせず誰もがすぐに利用できるオンラインサービスの提供

代表者コメント

<港区 区長 武井雅昭>
港区では、「子育てするなら港区」をスローガンに掲げ、先駆けて様々な取り組みを進めてきました。
その一環として、港区では今回協定を締結させていただいたBot Express様のサービスを利用し、LINEから子育て関連のオンライン申請が行えるサービスを今年6月に開始しました。
子育て世代の9割以上が日常的に利用するLINEから、簡易に申請が行えることで、手続に必要な手間が削減され、利用者の利便性が大きく向上したとともに、港区のLINE公式アカウントの友だち登録者数も五千人以上増加しました。
これらのオンライン申請サービスと「まちの子育てAIパートナー」を組み合わせることで、子育てに関する手続がよりスムーズに行える環境を整備します。
子育て世代の良きパートナーとして寄り添い、子育ての不安や不便さをサポートできるようなサービスとして、さらに多くの方に親しまれることを期待しています。

<Bot Express 代表取締役 中嶋 一樹>
私自身、3人の子供がおり、第一子は港区で子育てをしました。はじめての子育てでは、自分の子供をかわいいと思える余裕がない、それくらいプレッシャーを感じる、孤独を感じることがあると思います。今回、Bot Expressという民間企業として協定を締結していますが、それ以前に一人の住民です。こういった子育て関連のサービスを作る時は、住民としての原体験が重要だと考えています。

住民としての原体験、また民間事業者として子育て支援サービスを提供する中で、子育てには「仲間が必要」だと考えています。仲間とは、両親や夫婦のパートナー、友人などが仲間となるかもしれませんが、保育所などのスタッフも仲間の一人です。今回の協定は仲間を見つけるためのサービスです。

港区LINE公式アカウントを友だち追加した後に、「友だち追加ありがとうございます。今、子育て中ですか?」とチャットボットが質問をし、「港区では、子育て中の方にこのような支援サービスがあります」といったような案内する。さらに、一時預かりや家事ヘルパー派遣などが必要な方には、プッシュ型でご案内していきたいと思っています。それらの予約は、LINEのトークの中で完結できるようにし保護者の手間を可能な限りなくしていきます。

港区の充実した子育て支援サービスを、港区LINE公式アカウントに集約し、AIによって適切に案内していきます。親しみがあり、弾力のある会話の能力を、チャットボットにもたせることで、これまでとは違う体験を提供するなど、港区様との協働により、子育ての仲間を見つける機会を提供していきたいと考えています。

Bot Express代表取締役中嶋(左)、港区 区長 武井様(右)

参考:港区スマホ区役所について

港区LINE公式アカウントとGovTech Expressを連携させ、2023年6月に「港区スマホ区役所」を開設。これまで主に電話や施設の窓口でおこなっていた子どもの一時預かりの予約手続きをLINEから行える機能を公開しました。区民は「スマホ区役所」により、LINE上に設けられた役所窓口を訪れて24時間365日いつでも行政手続きが可能です。
港区LINE公式アカウント登録方法:https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/koho/line.html
LINE ID: @minatocity

Bot Expressは、「つくろう。愛される行政サービスを」をミッションに、GovTech Companyとして、住民利用率・満足度の高いサービスを提供し、共鳴するパートナー自治体と共にあるべき社会の実現を目指してまいります。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

自治体の最新事例や新機能をLINEでお届け。製品デモも操作可能!