【茨城県行方市】二十歳のつどい
多くの自治体で毎年1月に開催される二十歳のつどい(成人式)。行方市では、2023年1月に開催予定の二十歳のつどいについてLINEから参加登録を受付中です。
今回は、対象者にだけ参加登録の方法をお知らせする方法を採用していますが、特定の属性にのみ手続きを周知したい自治体の参考にもなるのではないでしょうか?
1. 行方市概要
2. 取り組み詳細
これまでは二十歳のつどいの参加登録を紙ベースで行っていましたが、今回はLINEからのみ登録を受け付けています。
登録完了までの所要時間は約1分。
トーク上で出欠や氏名などの10問の質問に回答するだけとなっています(欠席する場合は、7問のみ)。
3. 工夫した点・特徴
GovTech Expressのアンケート機能を使うと、各手続き専用のQRコードを作成できるのですが、今回はそれを利用し、二十歳のつどい専用のQRコードを記載したチラシを他の文書と一緒に対象者へ発送しました。
ちなみに、文書発送から1週間程度で約100名(対象者の3割相当)が登録。
対象者以外も含まれている可能性はありますが、友だち登録者数も1週間ほどで100名近く増えたことが確認できました。
また、今回の手続きにおいては対象となる生年月日以外の入力があった場合は、次の質問に進めない設定にした点もポイントです。
操作時の入力ミスした情報のまま提出されないよう、入力できる日付に制御をかけていますが、これにより、不備のある申請内容について登録者へ聞き取りをする手間などを減らすことが可能です。
4. 苦労と解決策
回答はExcelやCSVで出力できます。
また、新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、変更が生じる可能性も考えられますが、そうした場合でもGovTech Expressであれば、特定の回答をした方(例:出欠の質問に「出席」と回答した方)へメッセージ配信できるので、職員が急きょ印刷や郵送作業の対応を行う必要はなくなります。
5. さいごに
私は自治体職員をしていた期間があるのですが、そのときから職員のコア業務は企画立案であり、住民(今回だど二十歳のつどい参加者)の満足度を高めることだと思っています。
手書きの文字情報をエクセルに入力するといったいわゆるノンコア業務はテクノロジーや機械に任せ、新たにできた時間を企画立案に充てることができれば住民・職員にとって良い体験となるはず。
今回行方市で作成した手続きは着手からおよそ2週間ほどで公開したのですが、他の自治体の環境にもコピーすることができます。2024年の二十歳のつどいについて、GovTech Expressを使って参加登録を行いたい自治体は是非パートナーサクセスマネージャーまでお知らせください!