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【福岡県うきは市】1分で完了する不在者投票用紙のLINE申請で、投票率向上へ

うきは市では、2023年4月9日の福岡県議会議員選挙の実施に伴い、不在者投票用紙の申請をLINEで実装しました。申請完了にかかる時間はたったの1分。事前登録も不要で、LINEからどこにいても申請をすることが可能です。申請の不備連絡含めた、申請者とのコミュニケーションもすべてLINEで完結。申請者とのスピーディーなコミュニケーションで、選挙事務を円滑に進めることができます。

不在者投票とは
仕事や旅行、入院中、住民票を移さずに実家を離れた大学生など、うきは市以外の市区町村に滞在している方が、選挙期間中、投票が困難なときに、住民登録がある自治体の選挙管理委員会に投票用紙等の交付を請求し、滞在地の選挙管理委員会で投票を行うことができる制度です。

うきは市の概要

人口 27,981人(令和2年10月1日時点)
LINE開設 2020年6月
LINEの機能 不在者投票オンライン申請、住民票の申請、印鑑証明書の申請、身分証明書の申請、独身証明書の申請、戸籍の附票の申請、母子手帳交付面談予約、風しん予防接種費用助成申請、キャンプ場申請、通報、FAQ、質問・ご意見受付
アカウント名 うきは市
LINE ID @ukihacity

取り組み

郵送で投票用紙を請求する場合は、事前に必要な書類をダウンロードの上、地元の自治体に申請し郵送で取り寄せる必要があります。
今回うきは市が可能とした「不在者投票用紙のLINE申請」の申請完了にかかる時間はたったの1分。事前登録も不要で、LINEアカウントを持っている方であれば、どこにいても今すぐに申請をすることができます。

もちろん、専用のアプリのダウンロードや事前登録不要でマイナンバーカードを利用した本人確認を実装することも可能です。

うきは市の住民票の申請の例

工夫した点・特徴

不在者投票オンライン申請は、LINEではなく、他の手段でオンラインで請求することもできます。ただし、届出に不備があった場合、通常のオンライン申請の場合は、電話もしくはメールで申請者とやりとりする必要があります。現在メールを普段プライベートで利用していない方も多く、通常のオンライン申請の場合、不備の連絡に気が付いてもらえず、事務が滞ってしまうことが懸念として想定されました。

一方で「不在者投票用紙のLINE申請」では、不備連絡含めた、申請者との双方のコミュニケーションをすべてLINEで完結させることができます。申請者は普段使っているLINEで不備連絡を確認し、返信することができるので自治体からの大事な連絡も見落とすことがありません。
選挙事務担当の職員の方も不備があった場合、申請者とスピーディーにコミュニケーションをとることができるので、事務を円滑に進めることができます。

さいごに

仕事や学業などのさまざまな事情で、うきは市以外の市区町村に滞在している住民でも、不在者投票制度を利用することで、投票を行うことが可能です。
選挙になると課題に挙がる若い世代の低投票率。伸び悩む投票率の改善が果たされるかもしれません。 もちろん若い世代だけではなく全世帯に使っていただける今回の取り組み。少しでも多くの対象の方が不在者投票制度を利用して欲しいと思います。

この機能はGovTech Expressを契約いただいているすべての自治体、およびこれから契約いただくすべての自治体で利用可能です。ご利用にあたってはパートナーサクセスマネージャーまでご相談ください。











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