【INTERVIEW】行政サービスの「こうなったらいいのに」を作るために入社したエンジニア
社長がエンジニアなBot Express。今回のメンバーインタビューは、2024年2月にエンジニアとして入社した中村です。クラスメソッドやLINEヤフーで、ソフトウェアエンジニア・プロダクトマネージャー・ソリューションアーキテクトなどに取り組んできた中村は、行政サービスのDXに惹かれBot Expressに入社しました。これまでのキャリアやスタートアップでの開発と大企業での開発の違い、それぞれに必要なスキルなど、詳細を語ってくれています。
1. 自己紹介
初めまして、エンジニアの中村です。前職では、ソリューションアーキテクトとしてLINEのAPIソリューションの普及と実装を担当し、企業への技術的なサポートを行っていました。現在は、「GovTech Express」の開発全般・情報システムを担当しています。サービスの機能開発の傍、メンバーがより効率よくかつセキュリティを担保した社内IT環境の構築を行なっています。
2. 入社までの歩み
私は、LINEヤフー株式会社で企業を対象にLINEのAPIを活用したサービス提供の支援を行っていました。色々な企業の支援を進めていくうちに、やはりサービス提供者としてより顧客の近くで事業をしたいなと思いました。プロダクトはもちろんですが、松尾さんとカジュアル面談をして会社とのフィーリングも合いそうだなと思い、すぐにエントリーしました。2回の面接を経て、約2週間というスピードで内定をいただきました。
3. Bot Expressとの出会い・入社を決めた理由
Bot Expressの前身であるLINE時代にやっていた活動が最初だったと記憶しています。代表の中嶋さんの発表を聞いて、「応援したいサービスだなあ、めんどくさいが解決されるといいな〜」と思っていました。また同様の事業を模索したこともありましたが、結果的には実現せずでした。
時は流れて転職を検討するにあたり、外資系やスタートアップなど様々な企業もリサーチしました。希望する待遇や福利厚生などが満たされるポジションが多数ある一方で、本来やりたかったことはなんだろうとずっと考えていました。最終的に重視したのは3つでした。
自身がユーザーになる課題解決であること
顧客に寄り添った立場で携われること
ポジションにとらわれず必要だと思えることができること
元々GovTechの領域には興味がありました。私事ですが数年前から結婚や出産などで役所に行くことが増えていました。自由な勤務形態でしたが、それでも、平日に役所に行って手続きをしたりするのは、まだまだ課題があるなと感じていました。カジュアル面談・面接を通じてBot Expressでは、「こうなったらいいのに」を実際に自治体と共創していけるのではないかと思いました。また少数精鋭のメンバーでフラットな組織で自律的に活動していることがわかりました。ポジションだけでなく領域を広げて活動したい私にはピッタリでした。
4. おもしろさ・やりがい
1番は自分たちが開発した機能が、行政手続きの中に実装されパートナー(契約自治体)や住民の行動が変わった時です。機能を作って終わりではなく、パートナーが困っている課題や住民に対して提供したい手続きから仮説を立て開発を進めていきます。
また、エンジニア・パートナーサクセスマネージャー、場合によってはパートナーと、レビューをしながら実際に活用いただけるまでを支援します。最終的に住民へ手続きが提供され、フィードバックを貰えることでより良い形に改善に辿り着くことができます。膨大なタスクが積まれていきますが、このプロセスによって『面倒なこと』が軽減され、住民からの『ありがとう』が増えることに大きなやりがいを感じています。
5. ビジネススキルの成長
ビジネス観点だと行政領域について商習慣や手続きなどについての理解が深まりました。エンジニアとしておすすめできるポイントは、弊社にはプロダクトマネージャーというポジションはなく、プロダクトマネジメントを開発チーム全体で行っています。パートナーや住民から上がってくる要望から本質的に解決したい課題は何なのかなどを日々考え、開発を進めていくためそういった観点での成長は大きいと思います。
6. 労働環境・労働条件
まずは労働環境について。これはエンジニアに限らずですが、Bot Expressでは自律的に活動することが前提となっています。タスク管理は、基本的に各自の裁量に任せられていますが、開発チームでコミットしたスケジュールは死守するように意識しています。また開発するアイテムについてはロードマップを作成し、四半期でアイテムの棚卸しを行います。週初めの定例MTGを除き、基本的にはSlackを利用した非同期のテキストコミュニケーションがメインです。必要に応じてZoomを利用した同期のコミュニケーションも行います。
また労働条件について、まずは給与の話をしますが、Bot Expressではメンバーの貢献に報いる最も重要な方法は給与だと考えられています。そのため他社と比較しても高い水準の報酬が支払われていると思います。興味のある方は Bot Expressの報酬制度(2023年度昇給実績含む)をご覧ください。
7. Bot Expressの仲間
Bot Expressは現在19名のコンパクトな組織で活動をしています。先述した通り、自律的なメンバーたちが個々のやるべきことを行なっています。エンジニアは、コードを書くだけでなく日々仕様・コードレビューや開発方針などディスカッションを密に行っています。
※目指す組織の姿や行動基準をまとめたBot Express Cultureを公開しています。
また社内全体での連携が必要です。例えばパートナーサクセスマネージャー・営業の皆さんとは、パートナーが抱える課題や必要になるであろう機能についてディスカッションをしたり問い合わせの対応を行ったりします。PRマーケの皆さんとは、PRの作成にかかる技術面の確認などを行なっています。
8. こんな仲間募集
組織が少人数なのもあり、Bot Expressのミッションやカルチャーに共感いただける方やGovTechに興味がある方はぜひ応募いただけると幸いです。
プロダクト観点で言うと少人数で開発をしているため、まだまだ足りていない部分が多数あります。例えば、
品質担保
アプリケーションモニタリング
インフラストラクチャの最適化
などです。ご契約いただいている自治体は増えており、今後も増加していくので上記だけでなく当然継続した機能開発も必要です。そういった環境を楽しめる方を募集しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談にお越しください!私ももちろん参加します。
9. エンジニアの求人概要
開発チームの一員として、官公庁専用対話型アプリケーション「GovTech Express」の開発を行うエンジニアを募集しています。
編集後記
私の前職も中村さんと同じLINE。拠点が違い接点はありませんでしたが、前職同僚から中村さんの話はよく聞いていました。そんな中村さんがBot Expressに入社し、活動を共にして8ヶ月。
とにかく速い。そして丁寧。速さと丁寧さを、こんなにも両立できるものなのかと驚かされる日々です。エンジニア領域に留まらず、会社を自分ごと化し、あらゆる取り組みを率先しています。
「世の中からめんどくさいことがなくなるために、Bot Expressをもっと成長させていく。そのためにも、堅牢でなければならない」
中村さんとのふとした会話で出てきた言葉です。攻めと守り、速さと丁寧さ。これらを両立させている根源だと感じました。中村さんの記事の中で、社外イベントでの写真が添えられていますが、採用イベントの時のものです。何を頼んでも、フットワーク軽く受けてくれて、しかも最高のクオリティで仕上げてくれる。最高です。そんな中村さんが、エンジニアの仲間を募集しています。
カジュアル面談では、中村さんと私より事業や日々の活動についてご説明します。少しでもご興味ある方、お気軽にお申し込みください。お話しできることを楽しみにしています。
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