港区スマホ区役所にて「まちの子育てAIパートナー」の提供を開始。一時保育や家事支援について質問をすると、生成AIが子育て支援サービスをナビゲート。予約・申請までLINEで完結
港区(区長:清家 愛)と株式会社Bot Expressは、本日、港区LINE公式アカウント上に開設している港区スマホ区役所において、生成AIを用いた子育て並走サービスを開始することをお知らせいたします。
区民が子育て支援を受けたい時、港区LINE公式アカウントに相談をなげかけると、生成AIが子育て支援サービスを案内します。さらに、一時保育や家事支援については、支援を受けるために必要な予約や申請などの手続きを、LINEのトーク画面でそのまま完結することが可能です。
まちの子育てAIパートナー 機能紹介
港区LINE公式アカウントのリッチメニュー「チャットで質問」>「生成AIを活用したFAQチャットボット」から、区民が子育て支援サービスについて質問をなげかけると、生成AIが港区や国が用意しているサービスについて案内します。
子育て支援センター「あっぴぃ」や区立保育園の一時保育施設を案内する際は、回答内容に「予約」ボタンも添えられており、トークの中で予約まで完結することが可能です。今後は、専門家への相談なども拡張予定で、相談窓口とも連携し、保育士などの専門家への相談も容易に行えるように機能を構築していく予定です。
※港区は、暮らし・手続き、防災・生活安全、健康・福祉、環境・まちづくり、産業・文化・観光、区政情報、施設情報など7分野についても、区ホームページの掲載内容を生成AIに学習させ、港区LINE公式アカウントに質問することで回答を送信するサービスを提供しています。
港区 まちの子育てAIパートナー 操作方法
港区LINE公式アカウント: @minatocity
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/koho/line.html
仕組み
Bot Expressが提供する官公庁専用アプリケーション「GovTech Express(※1)」に生成AIを組み込み実装しています。使用する生成AIは、OpenAIが提供するChatGPTです。一問一答形式のQ&Aを、港区LINE公式アカウントと連携するGovTech Expressに組み込んだ生成AIに入力し、利用者の質問を生成AIが解釈の上、回答を生成しています。
住民公開後は、AIがどのような回答をしているのか定期的に確認を行い、高い精度で回答できるように調整をしていきます。なお、住民が入力したデータは直接的には学習しないため、誤って入力された個人情報等を学習することはありません。
※1:GovTech Expressは、日本政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスを評価登録する制度「ISMAP」にも登録されているSalesforceをプラットフォームとしており、LINEから入力したデータであっても、データが保存されるのはSalesforceのシステムのみで、LINE上には個人情報や機微な情報が保存されません。
詳細:https://note.bot-express.com/n/ne05e2cbc12e9
代表者コメント
港区とBot Expressによる生成AIを用いた「まちの子育てAIパートナー」開発のための連携協力協定
港区とBot Expressは、2023年8月30日に生成AIチャットボットを活用した「まちの子育てAIパートナー」開発のための連携協力協定を締結しました。
港区LINE公式アカウントに、子育てを一緒に並走してくれる対話型のAI機能を実装し、子育て関連の行政手続きを網羅的にオンラインで受け付けられるよう窓口機能を集中的に実装していく取り組みです。
月齢やタイミングに応じたスケジュール管理やアラート機能、病院や施設予約などあらゆる手続きが、説明書を必要とせず誰もがすぐに利用できるサービスを目指します。本取り組みを通して、港区LINE公式アカウントは、子育て世帯全員のパートナーとなり、行政手続のナビゲーターとしてはもちろん、精神面での寄り添いを実現します。相談窓口とも連携し、保育士などの
専門家への相談も容易に行えるように機能を構築していきます。
Bot Expressは、「つくろう。愛される行政サービスを」をミッションに、GovTech Companyとして、住民利用率・満足度の高いサービスを提供し、共鳴するパートナー自治体と共にあるべき社会の実現を目指してまいります。