見出し画像

全国の手続きを横展開して作る「スマホ市役所」。職員の管理画面を紹介します

全国約300自治体に導入しているスマホ市役所「GovTech Express」。いつも高い住民活用率がフォーカスされているところですが、職員側どうなっているの?作るの難しいんでしょ?と思われる方も多いと思います。今回は職員側の機能について紹介します。


1. まずはどこかの自治体の手続きを真似しよう

自治体が作成した手続きを横展開すること。これは「GovTech Express」の特徴の1つです。全国でシェアしあうことによって、自治体ごとにイチから作成するという職員の手間を省き、住民にすばやくサービスを提供しています。
セキュリティ上、自治体の環境は完全に独立しており、他の自治体の環境には直接アクセスできません。自治体を担当するパートナーサクセスマネージャーに相談していただければ、Bot Expressで許可をとりコピーする作業を行います。

自治体が作成している手続きはこちらからご確認できますので、ご参考にしてください(全てが横展開できるわけではありません)

2. テンプレートをインストールしよう

自治体が作成した手続きを横展開するという方法だけでなく、すでにテンプレート化した手続きをご用意しております。
インストールをおこなったら、手続きの文言を修正したり、順番を変えたり、質問を追加・削除することができます。テンプレートの数は随時更新されており、現在は約150手続きが格納されています。

アンケートインストーラーの画面

3. 作成できる機能の種類

「GovTech Express」は電子申請サービスだけというわけではありません。すべての行政サービスを実装することができる、まさにスーパーアプリのような機能をLINE上に構築します(LINE以外のWEB機能もあります)
主な機能はこちらです。

  • 申請アンケート
    単純な申請手続きのほかに、質問の分岐や、料金計算、プレビュー画面の表示、一次審査(給付金などの対象者かどうかデータベースから参照する仕組み)、決定通知書のデジタル通知などを組み合わせることができます。

  • 予約
    窓口、イベント、施設、一時保育と様々なジャンルで利用されています。抽選機能やキャンセル待ち、複数枠予約、予約の前日リマインダー、利用許可証のデジタル通知などを組み合わせることができます。

  • メッセージ配信
    セグメント配信はもちろん、妊娠応援メッセージや子育てステージに合わせたメッセージなどを配信予約することや、テスト配信、視覚的にわかりやすいフレックスメッセージ、スタンプ、PDFファイル送信など。

  • 連携
    JPKI認証(LINE Pay公的個人認証サービス)、オンライン決済(F-REGI)、デジタル送金(セブン銀行ATM受取、Amazonギフトコード、QUOカードPay、ギフティ)、ファイル一括ダウンロード(Box)

  • チェックイン
    避難所や子育て施設などでの入退室管理機能。住民情報を入力したQRコードを生成し施設で読み込むパターンと、施設に設置したQRコードを住民が読み込むパターンと2種類ご用意しています。読み込み機は専用ではなくインターネットにつながっているカメラ機能搭載の媒体であればOK

  • ポイントの付与管理
    健康ポイントや環境ポイントなど。取得したポイントはユーザーごとにデータ管理し、ポイント数に応じてメッセージ配信するなど。

4. 取得したデータを確認する画面

  • Kanban表示
    取得したデータはフェーズ管理することができるので、状況を視覚的にわかりやすく表示することができます。

  • 詳細画面
    手続きごと、データベースごとに詳細画面をカスタマイズ。住民から入力された情報だけでなく、職員がカルテのようにメモを追加したり属性情報をつけたりすることも可能です。

  • カレンダー
    予約などはカレンダー表示することが可能です。月・週・日表示への切り替えも可能で、同時に予約しているものを重ね合わせて表示もできます。

  • レポート
    どの項目を表示するか、どの順番にするかなどは自由に設計が可能です。レポートはcsvやExcelなどにエクスポートすることができます。また、ワンクリックでグラフ化することも可能です。

  • ダッシュボード
    上記のレポートでグラフ化したものを並べて視覚的にわかりやすく表示できるのがダッシュボード。分析資料などに利用されています。そのまま画像でエクスポートすることができます。

5. メッセージ配信の画面

メッセージ配信は、最初の受信設定アンケートのみのメッセージ配信だけではありません。手続きや予約で取得した情報もセグメント配信することができるので、例えば「明日予約した人たちに、大雪警報が出ているのでグラウンド利用禁止を一斉配信する」のように利用することもできます。

6. さいごに

管理画面の操作は、毎月行われているサービス説明会にて実際の操作感を確認していただくことが可能です。アーカイブ動画については動画集から見ることができます。

さまざまな機能が備わっていますが、特殊な機能を組み合わせない限りサブスク型で月額10万円(税抜)〜でご利用できます。個別のアプリやシステムを開発しメンテナンスするよりも一つのシステムにまとめることで、部署を異動しても新しく作り方を覚え直す必要がありません。
電子申請サービスや施設予約システム、防災アプリ、子育てアプリ、ごみアプリ、学校アプリ、水道アプリ、情報発信サービスをすべて集約することができるのがGovTech Express。一つにまとめることはコストも削減することができるため、「税金を無駄にしない」ことにもつながります。

毎日、オンラインでの個別相談を行なっておりますので、費用のご相談やなどお気軽にお問い合わせください。

【関連記事】


自治体の最新事例や新機能をLINEでお届け。製品デモも操作可能!