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パートナー交流会、第8回目を近畿ブロックで開催しました

Bot Expressは、自治体が行政手続きオンライン化の取り組みを自走できるよう、パートナーサクセスマネージャー(PSM)が個別に伴走支援をしています。

伴走支援をする中で「他自治体の事例や運用方法を知りたい。」という声を多数いただいています。実際の運用体制や庁内調整の裏話など、経験者の生の声を聞くことで分かることもあるもの。そこで、「パートナー交流会」を開催し、自治体同士で情報交換を行い、横の繋がりをつくる場として活用いただいています。

2024年3月から不定期に開催して、2025年1月には早くも第8回目。北海道から九州まで様々な地域で開催していますが、第8回目となる今回は近畿ブロック内の自治体が対象でした。
本記事ではその様子をご紹介します。


1. 交流会の概要

【対象】近畿ブロック(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・三重県)内のGovTech Express導入自治体
【目的】活用方法のアイディア獲得、気軽に連絡を取り合える関係構築
【内容】自己紹介、質問・意見交換、Bot Expressからの情報共有
【開催方法】オンライン

2. 参加自治体の状況

今回は10の自治体にご参加いただきました。各自治体の状況はさまざまで、GovTech Expressの活用が進んでいる自治体から、導入直後の自治体まで幅広く、この多様性が、交流会をより実りあるものにしています。

自治体A:令和2年リリース。約80手続きをGovTech Expressで実装。一人担当のため、引き継ぎに課題意識あり。
自治体B:令和6年リリース。約120手続きをGovTech Expressで実装。課長を含め8名体制で活用を進めている。
自治体C:令和3年リリース。別の電子申請システムもあるが、GovTech Expressへのシフトチェンジを検討中。
自治体D:令和6年リリース。まだ使いこなせていない。友だち登録数を増やしたい。
自治体E:令和6年リリース。預かり保育予約のLINE予約率82.9%。JPKI(公的個人認証)や決済機能を活用していきたい。
自治体F:令和5年リリース。調整給付金の申請の利用者満足度が高かった。AI Optionモニターでトライ中。
自治体G:令和5年リリース。広報とDX部門で役割分担。CMSと連動したセグメント配信を行なっている。
自治体H:令和5年リリース。個別システムからの移行を進めていきたい。庁内の合意形成の進め方を知りたい。
自治体I:令和5年リリース。別アプリもあったがLINEに統一した。引き継ぎの仕組みが関心事項。
自治体J:令和6年リリース。別の電子申請システムもあるが、JPKI・決済があるものはGovTech Expressという棲み分けをしている。

事前に自己紹介シートを作成し、これまでの歴史やイチオシ機能を相互に共有しておくことで、この後の意見交換をスムーズにしています。

彦根市・田沢さんの自己紹介シート&イチオシ機能「ひこにゃんファンクラブ」
彦根市・田沢さんの自己紹介シート&イチオシ機能「ひこにゃんファンクラブ」

3. 質問・意見交換の内容

構築体制

利用頻度が高い手続き

利用頻度の高いポイント事業「おのスキッとポイント」

庁内の雰囲気づくり

その他、メッセージ配信の庁内調整の方法や、他システムとの併用の考え方など、さまざまな意見交換が行われました。

参加者の集合写真

4. さいごに

「他自治体ではどうやって運用してるんだろう?」
「他自治体ではどんな手続きが好評なんだろう?」
「一人担当で相談できる人がいない……」

そんな疑問やお悩みを抱えている担当者の皆さまが、気軽に情報交換できる場を目指して開催した今回の交流会。各自治体から生まれた具体的な事例やノウハウの共有が、日々の業務に役立つヒントになったのではないでしょうか。今回の記事が、交流会に参加できなかった方々にも、何かヒントを提供できていれば嬉しいです。

Bot Expressではこれからも、このような交流会事業を開催予定です。(今年度中に、第14回目まで開催することが決定しています!)
「自分の自治体でも同じ課題がある」「他自治体の事例をもっと知りたい」と思った方は、ぜひ次回の交流会にご参加ください。


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