「函館市のスマホ市役所知っていますか?」スマホ市役所Magazine vol.1を発行しました
通常様々な資料はデータで提供している私たちですが、「紙媒体」の事例紹介資料を発行しました。その名も、スマホ市役所マガジンです。今回は「函館市」を特集し、北海道の自治体限定でお届けしています。(2024年10月)
マガジンの中では、DX部署の職員だけではなく、担当課と住民の方も登場し「本音」が分かる内容になっていますので、ぜひ北海道以外の自治体のみなさんにも読んでいただきたいです。
1. マガジンの構成
1.函館市スマホ市役所実現の軌跡
函館市企画部地域デジタル課の松林さんにインタービュー内容を掲載しています。
「スマホ市役所」との出会い
公開までのスケジュール(4ヶ月で11種類の申請がLINEで可能に)
大きな挑戦だとおもっていた「キャッシュレス決済」が実は難しくなかった話
今後の展望と地域デジタル課長のコメント
2.函館市スマホ市役所どうですか?市民&担当課の本音
函館市で最初に、LINEによる申請を取り入れた「産後ケア事業利用申請」。LINE申請率はなんと100%。ここでは、導入にあたった函館市こども未来部で妊婦や乳幼児やその母などを対象に母子保健業務を担当する渡邉さんと、実際にLINEで申請を行った利用者で11ヶ月の第一子を持つ20代主婦の室谷さんにお聞きした話を掲載しています。
函館市のLINEや申請について知ったのはいつでしょうか?
実際に利用してみていかがでしたか?
導入してみての所管は?
担当者として難しかったこと、便利になったことは?
今後LINEでできると嬉しい手続きは?
2. 圧倒的な住民利用率と友だち数の増加
函館市で実装した機能としては、マイナンバーカードを使った本人確認、キャッシュレス決済、防災情報、ごみ分別検索、水道下水道の使用開始中止申請など幅広く実装している中で、「子育て支援サービス」に関する手続きの住民利用率が圧倒的。
産後ケア申請100%(2024年4月〜7月申請)
出産子育て応援交付金申請約80%(2024年4月〜6月申請)
税証明書の申請 月100件以上(当初予想の20倍)
リニューアルを機にLINEの「友だち」追加数は上昇。3万人を突破!
3. スマホ市役所マガジンを読みたい方は
Bot Express LINE公式アカウントを友だち追加し「お問い合わせ」から「事例集」を選択しお申し込みください。または、お問い合わせフォームからも受け付けています。「マガジン希望」と記載しご連絡ください。
Bot Express LINE公式アカウント:https://lin.ee/XssrclA
4. さいごに
自治体LINE公式アカウントを友だち追加している年代層は40代以上が多く、なかなか20代や30代の友だちが増えないという話を聞きます。意外な話かもしれませんが、LINEを利用している年代層と自治体LINE公式アカウントを友だち追加しているかは別。このように様々な手続きを実装することで幅広い年代層の「友だち」が増え、情報発信へのメリットも高まり相乗効果を生み出していると思います。
さらには、初めて見る電子申請サービスの画面やアプリのインストールが必要なものとは違って、友人や家族とLINEしている感覚で行政とつながることができ、使い慣れているからこそ、操作も簡単に使うことができます。
行政のデジタル化は、デジタル化することが目的ではなく、住民に利用され、活用率があがることによって職員の方の業務改善につながるところが目的だと思っています。高い活用率で本来のDXを行えるのが「GovTech Express」です。デジタル化したけど電話が鳴り止まない自治体職員の皆さん、ぜひご相談ください。
<参考記事>