チャット相談や子育て施設検索から予約までLINEで完結。個別アプリの開発不要、限られた予算で機能拡充
GovTech Expressを導入済みの自治体であれば、追加の開発費用不要で予約手続きや施設などの各種施設検索を利用することができますが、今回の記事では子育てに関する機能をピックアップして紹介します。
また、自治体職員からのニーズを元に7月に改修・リリースされた施設の検索情報からダイレクトに予約できる機能もあわせてご紹介します。
1.医療機関検索
GovTech Expressでは、以前よりジャンルごとの施設検索が可能です。自治体によっては避難所やAED設置箇所、公衆トイレの検索機能として活用されていますが、子育てメニューとして小児科に特化した医療機関の検索機能も実装することができます。
2.施設の検索結果からシームレスな予約手続き
施設検索結果として表示されたメッセージにボタンがついており、ボタンをタップすると関連する施設の予約手続きをスタートさせることができるようになりました。
子育て施設の検索後、そのまま予約手続きをスタートさせることができるため、お子さんを抱っこしていても簡単に操作できるところがポイントです。
3.相談チャット
トーク上から相談を送信でき、職員からの回答もトーク上で受け取ることができる機能です。
相談が送信された時に担当職員が通知を受けたい場合は、公式LINE上で通知を受け取ることも可能です。なお、この時に通知が送信されるのは特定の職員に限定することが可能で、さらに、フォームを立ち上げることで職員の端末に相談内容などが残らない仕組みになっています。
リアルタイムでトーク上で内容を確認できるため、緊急度の判断が必要な「心の相談」のような行政サービスにも利用いただけます。
4.その他の手続き
◼️ 子育て専用受信設定
長崎県南島原市ではイベント情報など通常の情報配信に加えて、妊婦・子育てに特化した情報配信(子育て専用受信設定)にも力を入れています。
希望者は出産予定日や子どもの生年月日をトーク上から登録するだけで、妊婦歯科検診(妊娠7カ月)やフッ化物塗布初回のお知らせ(1歳2カ月誕生日)など自身の属性に合った情報をPUSH型で受け取ることができます。
◼️ 幼児健診予約
静岡県磐田市では年間約4,800人が対象となる幼児健診予約も実装しています。
◼️ ファミリーサポート協力会員との連絡
長崎県長与町では、協力会員への依頼、協力の申し込み受付をLINEで行っています。依頼会員の登録や依頼申請も同じようにGovTech Expressで構築することが可能です。
◼️ その他
「予約確認」のメニューをタップするとパスワードの入力不要で今持っている予約を一目で確認できたり、利用日の当日や前日に予約忘れ配信(リマインダー配信)も設定可能です。
5.さいごに
GovTech Expressであれば、通報や検診予約など部署を横断した使い方が可能で、もちろん子育て部署でもご利用いただけます。例えば、子育てアプリにあるような妊婦健診や幼児検診予約、子育て施設検索機能だけではなく、ファミサポの依頼申し込みなども追加の開発費用なく実装が可能です。
Bot Expressは、自治体職員の皆様と一緒に限られた予算を活用し、よりシームレスで無駄のないサービスを実現していきます。
施設検索結果として表示された候補のメッセージにボタンをつける方法はマニュアルもご用意しています。不明点があれば担当のパートナーサクセスマネージャーまでご相談ください。
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